一般財団法人化学物質評価研究機構(Chemicals Evaluation and Research Institute, Japan、略称CERI)は、化学物質等に関する試験や検査、評価、研究・開発などを行うことにより、化学物質等の品質の向上、および安全性の確保並びに環境保全・衛生保持を図り、それにより産業の健全な発展と国民生活の向上に寄与することを目的として活動している機関だ。
「当機構は公正で中立な第三者機関であることが大きな特徴です。お客様からの委託を受け、優れた技術陣が化学物質の評価に関する全般的な試験、検査、研究、調査を実施しています」と語るのは、一般財団法人化学物質評価研究機構 安全性評価技術研究所 研究第一部研究第一課 副長の石田 和也氏。
CERIでは、中立公正な立場で化学物質と化学製品の評価および管理に関するさまざまなソリューションを提供している。その一つに医薬品(低分子およびバイオ医薬品)・医薬品不純物・医療機器の試験・評価があり、微生物試験や医用材料の評価、各種安全性試験などさまざまな試験・評価を行っている。「核酸医薬品のオフターゲット効果の評価」はこの一つで、製薬企業からの委託を受ける形となる。なお、核酸医薬品のオフターゲット効果の評価をメニューとして提供し始めたのは、国内のCRO(医薬品開発業務受託機関)としてはCERIが最初だという。